シャンパーニュは世界最高のスパークリングワイン。
一口飲んだ瞬間、その魅力にとりつかれてしまったワインファンも多いのではないでしょうか。
ここでは、「泡ファン」になったばかりの初心者に向けて、シャンパーニュの基本的な特徴についてまとめてみました。
ぜひ、参考にしてみてください。
シャンパーニュの造られ方
ここからは、「シャンパーニュの製法」を紹介します。
シャンパーニュが造られる製法は「瓶内二次発酵」と呼ばれるもので、「シャンパーニュ方式」や「トラディショナル方式」とも呼ばれています。
- ①収穫
- ②圧搾
- ③一次発酵
- ④アッサンブラージュ
- ⑤瓶詰め&瓶内二次発酵、シュールリー
- ⑦倒立&動瓶
- ⑧滓引き
- ⑨ドザージュと打栓、ラベル貼り
シャンパーニュの特徴としては、一度一般的な方法で発酵させたワインを瓶内でさらに発酵させる瓶内二次発酵製法が用いられているところです。
アッサンブラージュが終わったワインに、ショ糖(24g/ℓ)と瓶内発酵に必要な酵母が添加。
その後、瓶詰めをすることで酵母はショ糖に含まれる糖分をアルコール分解するために、エタノールと二酸化炭素は発生し、瓶内なので二酸化炭素が逃げられず発泡性ワインとなります。
この瓶内二次発酵は手間がかかる上に繊細な泡が生まれるため、ガスを注入するワインにはない複雑性や口当たり、気品が生まれます。
これこれそが、シャンパーニュの魅力とひとつといってよいのではないでしょうか。
シャンパーニュの味わいはさまざま
シャンパーニュの味わいの特徴というと、辛口なイメージを持つ泡初心者も多いかもしれません。
しかし、これはシャンパーニュの味わいのごく一部。
シャンパーニュの味わいは、じつはいろいろあります。
シャンパーニュで規定されている甘辛度をまとめてみました。
- ブリュット・ナチューレ(超辛口)3g/L未満
- エクストラ・ブリュット(極辛口)0~6g/L
- ブリュット(辛口)12g/L未満
- エクストラドライ(やや辛口)12~17g/L
- セック(やや甘口)17~32g/L
- ドゥミ・セック(甘口)32~50g/L
- ドゥー(極甘口)50g/L以上
※(±3g/Lの許容範囲が認められています)
このように、残糖分によっても味わいは大きく変わります。
生産者のよるスタイルの違いもありますし、多くのシャンパーニュを飲んでもまだまだ新しい味わいが見つけることができることも、シャンパーニュの奥深さのひとつなのです。
泡のきめ細やかさもシャンパーニュの魅力
高品質なスパークリングワインは、泡が細かく繊細であることが条件。
瓶内二次発酵で造られるシャンパーニュは、瓶内でゆっくりと発酵、熟成されるためにとてもきめ細やかな泡が生まれます。
ほか、スパークリングワインワインの製法で、2次発酵を密閉耐圧タンク内で行う「シャルマ方式」、炭酸ガスを注入する「ガゼイフィエ」、微発泡性のペティアンの多くで採用されている「メトード・アンセストラル」などがありますが、二酸化炭素をボンベからタンク内に吹き込むガゼイフィエなどは泡がどうしても粗くなりがちです。
スパークリングワインはガス圧も大切なポイントとされていますが、これもこれがきめ細やかな泡を生み出す秘密。
例えばシャンパーニュのガス圧の規定は5気圧以上とされており、クレマンやムスーといったフランス国内の他のスパークリングワインよりも高めです。
例えば、ドイツのゼクト、イタリアのアスティスプマンテは3~4気圧が規定されています。
二酸化炭素の気体は圧力が高いほどに液体に溶けやすい性質があり、シャンパーニュのような圧力が5~6気圧の瓶内の場合、未開栓の状態で発泡はほぼ見られません。
開栓後、圧力は大気圧と等しくなるために、一気に液体に溶解していた二酸化炭素が放出されるため、およそ8割の二酸化炭素は抜けてしまうのですが、残り2割が液体中に炭酸ガスとして残ります。
つまり、ガス圧が高ければ炭酸ガスが多いため、シャンパーニュのようなガス圧が高いものは繊細かつ持続性のある泡がつくられやすく、さらに口当たりが良く、一層美味しく感じるのです。
シャンパーニュにはスティルワインもある!?
シャンパーニュは、ワイン生産量の99%は白ワインで、0.1%が赤ワインとロゼワインという珍しい産地。
しかしシャンパーニュでは、ワイン生産量のほとんどがスパークリングワインとはいえ、スティルワインも存在しています。
ひとつが、コトー・シャンプノアというAOCで、赤・白・ロゼが認められており、ロゼ・デ・リセーというAOCはピノ・ノワールのみで造られるロゼワインに認められているAOCです。
シャンパーニュで造られているスティルワインに興味がある方は、これらをチェックしてみましょう。
泡好きはシャンパーニュを深堀すべき!
泡に魅せられた!という方は、まず銘柄を追いかけると思いますが、シャンパーニュ自体の魅力や基本を押さえることも重要です。
何かしらの縁あって泡好きになったのですから、シャンパーニュを探求すべき。
ぜひ、これをきっかけにシャンパーニュの魅力をいろいろと調べてみてはいかがでしょうか。