ワインを知る上で大切なこと。
それは、“とにかくワインを飲むこと”しかありません。
もちろん、ソムリエ試験などワイン資格を取得したい方は机上の学習が必要でしょう。
しかし、“ワインを自分のライフスタイルに取り込む”ためには「実践の学習」を怠ってはなりません。ここでは、なぜワインを多く飲むことが必要なのか簡単に解説していきます。
ワインを飲んで自分の座標軸を作る
ワインについて知るのであれば、ソムリエ試験の教科書や有名ワインライターの本、スクールに通い勉強するのが一番でしょう。
しかし、それはあくまでワインの“知識”を知るための方法です。自分の心とワインが近づいた…ということではないので注意が必要なのです。
TYCワインクラブでは、冒頭でお伝えしたような、“ワインを自分のライフスタイルに取り込む”を大切にしています。
仕事や見栄でワインを飲むのではなく、“自分自身のライフスタイルを豊かにするためにワインを飲む”ためには、まずワインを飲むこと。そして、自分の座標軸を作ることが大切なのです。
自分にとって美味しいワインを知る
ワインを知る上で大切なのはまず、“自分が美味しいと思う味わい”を知ることです。
結果的にワインを深く愛するためにはワインの世界を知る必要があるものの、自分が好きな味がわからないとワイン自体を飲みたいという欲求にかられません。ボルドーやブルゴーニュ、シャンパーニュをはじめ、世界中にはさまざまなワイン銘醸地が存在します。
まず、ボルドータイプの赤ワインとブルゴーニュタイプの赤ワイン。この二つを飲み、自分はこの二つを比較してどちらが好きなのかはっきりさせることも重要なことです。
“〇〇という産地は有名らしいから、美味しいといわないと通から怒られる”。そんな飲み方をしていたら、ワインを楽しむことができなくなります。まず、自分の好きな味を知った上でさまざまなワインを飲む。
“酸が強いワインが好きだけど、こういった果実味たっぷりなボリューミーなワインも悪くないな”とか“キリキリドライなスパークリングワインより、少し残糖分があるスパークリングの方が好みかも”など、“知識”に惑わされずに自分の舌でワインを評価できるようになります。大切なのは、自分が好きな味。だからこそ、ワインを多く飲むべきなのです。
ワインのプロを頼れるようになる
“知識より先にワインをたくさん飲め”とTYCワインクラブは提唱する理由。前述した理由もありますが、大きな理由が『プロを頼れる』ようになるからです。
以前、パリの星付きレストランが日本にやってきた時、こんなことを言っていました。“日本の方はとてもワインについて詳しい。
現地の人はかなりトンチンカンな質問をしてくるので、すごいと思っています。ただ、日本の方はとても距離を感じてしまう。もっとどんどん質問してきてほしいという気持ちはあります。”日本人は勉強好きであることはよく知られており、“ワインの資格保有者”としては世界で最も多いとまでいわれています。要するに勉強熱心なのです。
しかし、考えてみてください。なぜ、ワインのプロフェッショナルであるソムリエと知識量バトルをする必要があるのでしょうか。
むしろ、プロのサービスや知識を徹底してフル活用し、自分にとって最高のワインや料理とのペアリングを楽しむ方がお店からは喜ばれます。前述したように、自分の好きな傾向を知っていればそれにソムリエは合わせます。
“頭”で飲むより、心で飲んだ方がずっとワインは美味しく感じるでしょう。ワインをライフスタイルに取り入れている方というのは、プロの知識を上手に引き出せる方でもあります。だからこそ、まずは飲むこと。コレを伝えたいのです。
TYCのワインを飲もう!
TYCには、素晴らしいワインが多数揃えられています。難しいことは考えず、とにかく“飲んでみるか?”と思ったものを試してみてください。
そして、気に入ったワインをどんどんブックマークしていきましょう。ソムリエ試験の教科書を丸暗記せずとも、最低限の知識さえあればワインは一生楽しむことができます。
まずは、1本。ぜひ、ワインを気軽に飲むという生活をライフスタイルに取り入れてみましょう。