キンタ・ダ・ラパとは?
1733年に創業された、ポルトガル・テージョ地区最古のワイナリーのひとつ「キンタ・ダ・ラパ」。
多様なテロワールがあることで知られるテージョ地区を代表するワイナリーのひとつで、数多くのブランドを有する名門です。
国際品種を栽培するだけでなく、ポルトガルの固有品種も豊富に栽培。
ここでしか生み出すことができない、希少なワインを多数生産し続けています。
母の名を冠するワイン「NANA」
さまざまなブランドを持つ、キンタ・ダ・ラパ。
中でもおすすめが、「NANA(ナナ)」シリーズです。ポルトガルの土着品種だけを使うことがコンセプトのシリーズ(一部商品を除く)で、キンタ・ダ・ラパを代表するブランドのひとつです。
さて、このナナというネーミング。
じつは同ワイナリーのオーナー、シルヴィア・カナシュ・ダ・コスタさんの実の母親の名前でもあります。
同氏の母親はアドリナという本名がありながら、皆にナナと呼ばれていたそう。
どんな人であろうとも、全ての人たちのために何ができるかを考えていたというナナさん。
“他の人たちのためになるようなワイン”になってほしい…という思いが込められ、「NANA」のネーミングがワインに冠されたといいます。
愛に溢れたワイン。
テクニカルなことだけでなく、キンタ・ダ・ラパのワイン造りに対する根幹を理解することができるシリーズとなっています。
ナナ・スパークリング・ブラン・ド・ブラン
瓶内二次発酵で造られたポルトガル産スパークリングワイン。ポルトガルの固有品種フェルナン・ピレスで作り上げた1本で、セラーで9ヶ月の熟成を経ています。柑橘系の爽やかな香りに優しい口当たり、酸のバランスもほどよいフードフレンドリーなスパークリングワインとなっています。
ナナ・ホワイト
ポルトガルの固有品種であるアリント、フェルナン・ピレス、アルバリーニョをブレンドした白ワイン。柑橘や白い花の爽やかな香り、はつらつとした酸、長い余韻が楽しめる心地の良い1本です。
ナナ・レッドリザーヴ
トウリガナショナルにアリカンテ・ブーシェといった固有品種にシラー&カベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドした赤ワイン。フレンチオークとアメリカンオークの二種類を使い分けた、複雑な風味に仕上げられています。スパイシーでエキゾチック、まろやかな果実味ながら酸もほどよく余韻も長い。キンタ・ダ・ラパらしい、リッチでエレガントな1本でしょう。
ナナ・ロゼ
固有品種のトウリガナショナルにアラゴネスをブレンドしたロゼワイン。目が冴える美しいサーモンピンク色、ベリーやカラントの香りが特徴的です。凝縮感のある果実の風味にほどよい酸味、引っかかりなく喉奥を通るフレッシュで飲み心地のよい1本です。