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【ハイド・ヴィンヤード】ブルゴーニュを凌駕するキング・オブ・カーネロス

ハイド・ヴィンヤードとは?

伝説のブドウ栽培家と称されるラリー・ハイド氏によってナパ・ヴァレーの南部ロス・カーネロス地域にて設立されたワイナリーが、「ハイド・ヴィンヤード」です。

同ワイナリーが位置するカーネロス地域は、冷涼かつ起伏の丘陵や火山性土壌と重い粘土質ロームといった土壌組成が特徴。

そのため、カーネロス地域はナパバレーの中でもブルゴーニュ品種に適している産地として知られています。

ハイド・ヴィンヤードの自社畑はピノ・ノワールとシャルドネの特級畑としても有名。

ナパ&ソノマの有名ワイナリーなどが同ワイナリーのブドウの供給を求めるなど、ブドウの品質の高さはカリフォルニア随一です。

その証拠に、2006年に開催された仏米30th Anniversary対決では、米側選定の白ワイン6銘柄中2銘柄は同ワイナリーのブドウが使用されていたことで話題に。

最高品質のブドウから生み出されるこだわりの1本だからこそ、ハイド・ヴィンヤードは世界中のワインファンの心を満たし続けているのです。

ピュアなワイン造り

時に厚化粧と称されるカリフォルニア産のワイン。近年、全体がエレガントな方向に向いているとしてもそのイメージを残すワインは少なくありません。

ブドウの品質にこだわるハイド・ヴィンヤードは、全くその逆。

ピュアなワイン造りを心がけているところが最大の特徴です。

オーガニック栽培や手摘み収穫、ブドウの品質や従業員の健康のためにもナイトハーベストを徹底するなどブドウ造りへの姿勢にもこだわりが。

同ワイナリーの2代目オーナーのクリストファー・ハイド氏は、より高い品質を求めて資金を投入し「クローン」にも力を入れ始めるなど、“ブドウの個性”に重きをおくワイン造りこそ、ハイド・ヴィンヤードが評価される秘密でしょう。

シャルドネ

ロス・カーネロスの自社畑で収穫された最上級のシャルドネを使用した、白ワイン。ブドウ本来のピュアさをいかすために、天然酵母を使用しフレンチオークで発酵させています。トロピカルフルーツやオレンジ・マーマレードなど、複雑な香り。爽やかな酸にミネラル感、フィニッシュもエレガントなカリフォルニア最高峰の白ワインと言えるでしょう。

ピノ・ノワール

化学肥料を一切使用しない、テロワールに重きを置いて栽培された極上のピノ・ノワールを使用した赤ワイン。樽の香りを付け過ぎないことで、ピノ・ノワール特有の赤系果実の香りにブラックチェリー、さりげないスパイシーさが楽しめる1本西上がっています。ファーストヴィンテージとなった2009年は、ワインスペクテーター誌にて94点を獲得。カリフォルニアを代表するピノ・ノワールといっても過言ではないでしょう。